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勉強の本質

 国語において、日本語ネイティブは、当たり前のように「は」と「が」を使いこなしていますが、そのニュアンスや使い方は、微妙に異なります。先日、郁文館夢学園の英語科教諭であられる堀切一徳氏の文章を読んでいて、それを上手にまとめられていたので、ここにご紹介します。

 

 

 まず、次の文章を読んでみてください。「昔々、おじいさんとおばあさんは住んでいました。おじいさんは山へ芝刈りに行き、おばあさんは……。」いかがですか。この文章に何か違和感を感じられた方は「日本語ネイティブ」でしょう。日本語を学んで間もない外国人では、その微妙な違いを感じ取れるでしょうか。そして、こんな大切なことが国語の教科書に載っているでしょうか。

 

 次の例を出します。「父が庭でバーベキューの準備をしているよ。」という文章と、「父は毎朝7時に会社へ行きます。」という文章における「が」と「は」のニュアンスの違いも、おわかりいただけることでしょう。

 

 

 

 

  そうです!「が」は「新情報」を、「は」は「既知情報」を提供するニュアンスを持った言葉なのです。ですから、冒頭に出てくる文は、新情報となるわけですから、「昔々、おじいさんとおばあさん(が)住んでいました......」となるわけです。また、「毎朝7時に会社に行く」という既知情報には、「は」を使い、「(めずらしいことに)父が庭でこんなことをしている」という新情報には「が」を使うというわけです。

 

日本語も奥が深いですね。

 

 

つむぎNEWS【 2019年7月25日 】より抜粋

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