「受験業界震撼の問題企画! 作者の気持ちを作者は解けるか!?」
入試国語の問題文の原作者が問題に挑戦!
まさかの間違い続出に騒然!
原作者VS問題作成者!正しいのはどっち!?
今週7日(金)の「タモリ倶楽部」でかなり興味深い内容を放送していました。
近年のTV番組の質の低下には霹靂としていますが、この番組は群を抜いて面白いと個人的に思っています。
(仕事柄、テレビを見る時間帯がどうしても深夜になってしまうという側面もありますが・・・)
以前、教材会社のメルマガで同じことが書いてあって、実態を知りたいと思っていたところ、流石タモリさんです。感動ものでした。
書き手と読み手は違うという実証がされたということなのですが、短い番組時間の中でも細部に渡って興味深いものがありました。
番組を見るとわかりますが、花園大学の入試国語問題で、タモリさん(早稲田出身)と現役早稲田学生のモデルさん、東大卒のタレントと原作者が答えるという趣旨で、作問者が解説をしていました。
https://togetter.com/li/1296287
https://twitter.com/hanazono_sozo
私も真剣に問題を解きましたが、なんと、全問原作者と同じ解答になりました。実は解答者の中で一番正答率が低かったのです。僅差ではありましたが、驚きの結果でした。
やはり、書き手と読み手は違うのですね・・・。
入試問題の解答は誰がなんと言おうが機械的に処理できる解答となるように作問されていることが根幹にあります。もし、「いや、この解答はxxxxだ!」と千差万別に解釈できてしまう作問だと、収集がつかなくなります。何を言われても真っ向から突き放すロジックが必要なのです。まさにこれが「論理的国語解答」なのでしょう。
ところが、作者的観点から心情を考えすぎると誤答となってしまう、これは書き手の心情であって、読み手側の立場の一線をこえてしまうということなのでしょうね。
まあ、間違えてしまったことに、このように自分を納得させてはいましたが。。。
大変面白い企画でした。