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国語力養成講座開講の背景 その3

さて、そのAIも現時点では開発途中。できないこともたくさんあります。

その一つとして人間の感情と感覚からする判断力です。あの優秀な「googleアシスタント」でも美味しいお店と不味いお店の判断はできません。

そして、読解力です。文章を読み解く力にはいろいろな要素がありますが、その要素を纏めて「読解力」というならば、今のAIには、まだ未知の世界となっています。

すると、今の学生が身につけなければならない学習が見えてきます。子どもたちのこれからはこの「読解力」をつけることがAIと共存できるのではないでしょうか。

 

最近の出来事から紐解いてみると、2020年の大学入試改革、AO入試の増加、公立中高一貫校の創設などに共通することが「記述式問題」です。文章読解力と記述力(または作文、小論文)で、子どもの学力、考え方がわかるといっても過言ではありません。

 

さて、国語力(読解力+記述力)を上げるにはどうすればよいでしょうか?

これは大変難しい問題で、世に数多ある塾でもこれに特化した塾はかなり限られています。

学校教師や塾講師のほとんどは、国語力向上には「本を読みなさい」と言います。これはある意味、指導放棄といえる言葉なのです。国語に関して「本を読め」とは、数学に関して、「計算をせよ」と同じことです。計算力を上げるには計算問題の数をこなすことは承知の上だが、では、どのような計算問題をどのようなタイミングで、どのくらいの量を、etc…をその生徒の現状に合わせて指導をすることが本来の指導です。「本を読め」ではなく、どのような本を、どういった読み方で、どのくらいの時間をかけて、読んだ後にになるをすべきか、など詳細の指導が必要なのです。

つまり、国語力向上は他教科と同じように、小さな単位で具体的な指導が必要なのです。その小さいことの積み重ねが国語力向上に直結します。

しかしながら、細かく具体的に指導をしている先生はいらっしゃるのでしょうか?

 

 

もう少し核心に入りますが、国語の「書くこと」と「読むこと」は全く別の世界です。ある小説の作家に自身の作品で作問した読解問題を解かせたところ、半分くらい間違ってしまったという興味深いエピソードがあります。書くことと読むことは別次元で指導をしなければなりません。

 

 

続く

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